関節リウマチのリハビリ

関節リウマチは自己免疫異常により関節滑膜の炎症による関節破壊が生じる病気で、原因はいまだにわかっていません。
症状は、両手や足の関節が腫れて、朝のこわばりの感じるようになります。また、膝関節や股関節の痛みが出る人もいます。どの年代でもおこりますが、特に30~40歳代の女性に多く発症します。

リウマチの治療は薬物療法が主体となり、中心となるのが抗リウマチ薬のメトトレキサートで、関節破壊を抑えることができます。抗リウマチ薬の効果が不十分な場合には、炎症性サイトカインのTNFα、IL-1、IL-6やT細胞などを抑え、軟骨や骨の破壊の進行を大きく抑えることのできる生物学的製剤が用いられます。


関節リウマチのリハビリの原則は、無理をしないことです。

  1. 関節保護:重いものの運搬、階段昇降、正座は関節に負担がかかるので避けるべきです。
  2. 関節可動域訓練:関節に負担がかからないようにしながら、自動運動か自動介助運動で行います。
  3. 家事動作訓練:調理、洗濯、掃除、買物では、同姿勢をしないように注意し、サポーターを装着します。
  4. 環境整備:椅子の高さを高くする、蛇口やドアノブにレバーを付ける、段差を解消するといった環境も整備します。
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2024/4/19
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