偏平足
(へんぺいそく)

土ふまずを形成する縦アーチが落ち込んだ状態を扁平足と言います。内くるぶしの後方にはアーチを持ち上げる働きをする後脛骨筋腱が通っていますが、外脛骨という後脛骨筋腱の付着部である舟状骨の変形によって、後脛骨筋腱の働きが悪くなると縦アーチが低下して扁平足になります。レントゲンではアーチの高さと外脛骨の有無を評価します。 3歳くらいまでは、扁平足であっても自然にアーチが出来てくることが多いので、様子を見ます。4歳以降で扁平が強い場合は、縦アーチを支えるために足底板を装着します。踵まで倒れている場合は足底板の内側に角度を付けますが、靴もヒール・カウンターのしっかりしたものが必要です。

症状
幼児のころから土ふまずが落ち込んでいるタイプの扁平足は外脛骨によるものが多く、小学校くらいから内くるぶしの下の隆起が痛くなってきます。内くるぶしの下の隆起が目立つだけで痛みがないこともありますが、捻挫を契機に痛みが発生することもあります。
診断
立った状態で、内くるぶしの下の隆起がみられます。変形が強いと土ふまずが落ち込み、踵も外側に倒れているのがみられます。レントゲンではアーチの高さと外脛骨の有無を評価します。
治療
3歳くらいまでは、扁平足であっても自然にアーチが出来てくることが多いので、様子を見ます。4歳以降で扁平が強い場合は、装具療法が治療の基本となります。原因は足の縦アーチが崩れていることなので、縦アーチを支えるために足底板を装着します。踵まで倒れている場合は足底板の内側に角度を付けますが、靴もヒール・カウンターというかかとの部分のしっかりしたものでないと踵を支えられません。
お知らせ
22023/07/13
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8月11日(金)~8月15日(火)
2023/02/07
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