頚椎椎間板症
(けいついついかんばんしょう)

椎間板は姿勢や動作の影響で負担がかかりますが、髄核がずれて線維輪に亀裂が入る痛みが生じ、その状態が続くと徐々に椎間板の水分が減少して変性を起こし、クッションとしての機能が低下した状態を頚椎椎間板症と呼びます。症状は首の痛みで、寝違えのように急激に痛みが出ることもあれば、長期間慢性的に痛みが続くこともあります。レントゲンでは椎間板腔の狭小化がみられることもありますが、明らかな異常が認められないこともあります。
痛みが強い時期には、消炎鎮痛剤などの痛み止めの内服と、首の安静保持を心がけ、頚椎カラー装具を用いることもあります。根本的治療は髄核のずれを戻す体操と姿勢や動作の改善で、髄核がずれないようになると線維輪の亀裂が治ってきます。

症状
症状は首の痛みで、寝違えのように急激に痛みが出ることもあれば、長期間慢性的に痛みが続くこともあります。痛みが無くても、首や肩のこりや違和感、あるいは首の動きの悪さとして自覚するときもあります。首を前に曲げたりや後ろに反ったとき、あるいは捻ったときに痛みが強くなることが多いのですが、どの動きで腰痛が出るかは人によって異なります。上肢の痛みやしびれは無く、上肢の症状があるときは頸椎椎間板ヘルニアが疑われます。
診断
首の痛みがあることと、首の動きで痛みが変化すること、および上肢の痛みやしびれがないことで診断できます。レントゲンでは椎間板腔の狭小化がみられることもありますが、明らかな異常が認められないこともあります。MRIでは椎間板の水分が減ることでの変性が認められることがありますが、初期の段階ではMRIでも異常がないこともあります。
治療
痛みが強い時期には、消炎鎮痛剤などの痛み止めの内服と、首の安静保持を心がけ、頚椎カラー装具を用いることもあります。牽引や電気治療あるいは温熱などの物理療法やマッサージやハリ治療は、一時的に腰痛や坐骨神経痛を軽くすることはありますが、しばらくするとまた痛みが出てきます。整体やカイロプラクティックは、瞬間的に強い力を加えるのでかえって痛みが強くなる危険性があります。
お知らせ
2024/10/20
院長の新刊本「名医に聞く!脊柱管狭窄症がラクになる100問100答」が 宝島社から出版されました。
2024/10/1
インフルエンザ予防接種
10月よりインフルエンザの予防接種を開始します。
予約制ではありませんので、ご希望の方はお申し出ください。
対象:13歳以上(1回接種のみ)
料金:4,000円(65歳以上の方は助成制度あり)
2024/7/17
診療時間の変更
今後、院長が医師会の業務を行うことになったため、2024年9月1日より診療時間が変更となります。
月・火・木・金
午前8:00~11:30
午後14:00~17:00
水・土
8:00~12:30
9月以降、水曜日の午後が休診となりますが、ご理解の程、よろしくお願いいたします。
2024/4/19
放射線技師・医療事務・看護師・理学療法士・作業療法士を募集します。 採用情報はこちらからご確認いただけます
診療時間 日・祝
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14:00~17:00    
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初診・再診ともに予約は行っておりませんので、直接ご来院ください。